今月のテーマ：「免震部材の種類と性能の選択はどうすべきか？ 」

会員No７　伸構造事務所　からコメントを頂きました。




�@　上部構造の構造種別（質量分布等）
�A　敷地と建物の関係（水平クリアランス等）
�B　必要となるであろう減衰力（応答性状等）
�C　居室が高い位置に存在すれば水平加速度応答の低減（長周期化等）
�D　免震ピット【免震材料の配置層】のフトコロ（物理的条件等）
�E　性能と物性値の把握（コストパフォーマンス等）
上記のような種々の要因にて決定されるべきであろうと考えますが、 最近では、長周期化（４秒免震）を目標にコストパフォーマンスと 軸力保持能力・減衰力および水平剛性等による免震層回転剛性の上 昇と偏心率緩和等を考えて選択すべきだと考えます。
まずは、上部構造の軸力（鉛直力）をどのように支持するのか？
支承材の性能により軸力が下部構造に伝達可能であることが大前提！
支承の特性を踏まえて、減衰性状をどうするか？
免震層全体の水平剛性（等価剛性）をどうするか？
順序立てて選択していくべきだと思っております。